株式会社プライムハート | PRIME HEART inc.

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経営者のキモチ

2012年9月19日 創業者は語る  

取締役会長の、竹中吉生です。

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます
今回は、経営者のキモチを書きます。

私が経営する、プライムハートに興味を持っていただいた方に、ぜひ読んでほしいと思ってます

ゲーム業界から転職してきて入社してすぐに管理側の立場に立ち、気が付いたら経営者とになっていました。
それからはずっと、責任とプレッシャーに押しつぶされそうな毎日でした。

自分はコミュニケーション能力が弱いことを痛いほど分かっていたので、
それをカバーするには誰よりも目の前の仕事を頑張るしかないと思っていました。

そうでないと、不安を取り除くことが出来ませんでした。

ところが、どんなに頑張っても、社員に嫌われていくばかり。
どんどん辞めていきます。

「こんなに人生懸けて一生懸命にやっているのに、
どうして社員の心は俺から離れていくのだろう」

いつの間にか、社員の気持ちが分からない経営者になっていたのです

自分を良く見せることに執着して、
みんなが自分にどうあって欲しいのかをきちんと考えませんでした。

「自分はリーダーだから引っ張らなければいけない」
「いつも正解の旗を掲げて前を行かなければならない」
そう思い込んでいました。

頑張って、頑張って、自分の身を削って、家族に迷惑をかけて・・・
それでも会社は上手く行かない、社員は私に背を向けている。
そんな日々が続きました。
毎日毎日、逃げ出したくなりました。
そんな状態が、昨年くらいまで続いていたのです

今年の春、転機が訪れました。

コーチングを受けていたコンサルタントの先生に、
“竹中さんの仕事、全部、社員に任せなさい”と指導されました。

“いやいやいや、俺にしか出来ないから無理っすよ”
というのがいつもの私でしたが、
組織運営に煮詰まっていた私は、思い切ってどんどん手放すことにしたのです。

最初に驚いたのが、 社員に仕事を任せたら、引き受けてくれたことです。

「社員に仕事を任せたら、引き受けてくれる」

これが私の中では常識ではなかったのです。

「社員=仕事を避けたがる」
というのが、私の中の常識でした。

なぜならば、自分がそうだったから。

そこから、どんどん変わっていきました。
任せると、その社員にスキルが付く。
スキルが付くと、更に高い仕事を求めるようになる。
積極的になり、今度は自分から仕事を作れるようになっていきました。

最初は1人2人だったのが、その輪がどんどん広がっていき、
最近の新入社員に、全員が最初からそういうマインドが出来ている。

夢に描いていた企業風土が出来てきたのです。

もちろんこれだけではないのですが、ここからプライムハートが大きく変わってきました。

では、具体的にやったことはなにかを考え直すと、
やはり「私の仕事を手放す」ということでした。

自分の仕事を手放すのは、本当に勇気が要ることです。
いまだに、手放し切れてません。

毎日、「ああ、また自分でやっちゃった」と反省してます。

でも、もう大丈夫。
どうすればダメなのか、どうすれば良くなるのかが心底腹に落ちたので・・・

いま、プライムハートは劇的に変わって行ってます。
もっともっと、イケてる会社に向かって変わっていくでしょう。

私も、もっともっとカッチョイイ経営者に成長しようと思ってます。