取締役会長、竹中吉生です。

『経営者の仕事はなんですか？』という質問。
私なら、『資金繰りです』と答えます。

経営とは、以下のことだと言えると思います。

①お金を準備する
②お金を使って活動する
③お金を受け取る

あとは、②と③のバランスを取りながら、
そして、②と③を大きくしながら繰り返します。

ところが②→③と行かず、②→②になる時があります。
貯えがたくさんあれば平気ですが、
ないのにお金を使うと、倒産するわけです。

資金繰りは、そうならないようにする仕事。
②③を繰り返す際、マイナスにならなければセーフ。
プラスになったら税金を払う、というわけです。

という資金繰りの仕事をしている間に、
あることに気付いたのです。

『俺の人生も資金繰りなのでは…？』

私個人の生活も、②と③の繰り返しです。
そして、経営と同様、②と③の額を増やすのが私の人生です。

であれば、今、②と③の差額を増やして、
蓄えを増やすことばかりに注力しなくても、
バランスを取りながら大きくすれば良いのでは、と。

それまで、「収入の額が多い＝仕事が出来る」
と信じて収入を増やすことに躍起になっていたのですが、
それに気付いてからは考え方が変わりました。

今は、自分の器を大きくし、
資金繰りの車輪を大きくするための準備期間だと思っています。
言うたら（！）、①の状態なのかもしれません。

個人として大きなお金を得るのはずっと先かもしれませんが、
今はこの状態に満足しているのです。