創業者の竹中です。

弊社の求人にご応募いただいた方からよく聞く志望理由に、
「研修制度が充実しているから」、というのがあります。

確かにこれまで、零細企業としてはなかなか実現できない
種類の研修コンテンツと受講機会を設けてきました。
そしてこれからも、社員教育のための研修には、
多くのコストと時間を投下していくつもりです。

実は最近、研修に関して社内からこんな声が上がりました。
「社員が求めている研修が出来ているかについては、改善の余地がある」
確かにその通りで、まだまだ研究・改良・創造しなければなりません。

それでは、どんな研修を提供すれば良いのだろう……と考えました。

やはり、業務遂行のために即効性のあるような研修、
例えばPC等のIT技術を学ぶ機会は、大事だとは思います。

社員が今興味を持っているトレンドに合わせた研修も、
モチベーションを上げるのには役立つでしょう。

そして社員が何を求めているのかを探り、また、
社員自身もまだ気づいていない”本当に求めていること”を探り、
提供することも、やっていかなければならないことと認識しています。

弊社は、「社員の人間的成長が第一の目的であり、
売上・利益・規模の拡大は目的達成のための手段である」
という方針でここまでやってきました。
また、これまでの10年は中途採用・未経験者採用に特化し、
「一人前のビジネスマンに育てる」に拘ってきました。
この２つを会社の基盤とすると、何の研修をするかを検討する前に、
「なんのために研修をするか」を考える必要があると感じました。

そこで私が考えて行き着いた結論は、
『自分で生き方を決めるための研修』です。
「人としてどう生きるか」を学び、自分で決めることを、
弊社の一番の研修テーマにしたいと思いました。

”どう生きるか”に向き合うためには、
日々、人間の本質の部分に向き合うことが大事です。
私たちは普段、日々の忙しさや周りの環境のしがらみに囚われて、
生きていく手段にばかりフォーカスし、
どう生きるかを見て見ぬ振りをしていないでしょうか・・・？

私たちは、どう生きるかを、子供の頃に親や道徳の授業で教わりました。
誠実さ、まじめさ、優しさ、思いやり、正直さ、素直さ・・・等々に向き合うこと。
子供のころには疑いもせずそれを身につけようとして、誰もが持っていたのに、
いつまにか失ってしまっていることにさえ気づいていないのが、
人間の本質の部分だと思います。

会社でそのような研修を企画実施して、
『自分の生き方』を自分で決められる人を育成したいです。
世の中を変えようなどとは思いませんが、
自分の周りの人たちには素敵な生き方を選択させてあげたいなと思います。

それがプライムハートの使命、私の使命だと思っています。

竹中吉生