海外生活から新たなチャレンジ転職記 後編
ワクワクの入社前研修
大学卒業後すぐに国外に出てしまったので、新卒の多くが経験していそうな所謂企業研修を受けたことがなく、前職の研修においてもなぜか別の勤務地にお邪魔して、ムール貝の殻をひたすら綺麗にこそいだりオイルサーディンをくるくるしたりした経験しかない私としては、入社前研修というのは一体どのような内容なのだろうとワクワクして待っておりました。
面接や帰社会議での印象から、きっと入社前研修も一般的にイメージする研修とは一線を画すものなのだろうなあと思いつつ、その日が来るのを楽しみにしておりました。
入社前研修は2日間。
竹中さんが直々に説明してくださいました。
「僕が教えるのはこの研修までで、あとは一切教えません」との言葉に、
「よーし、とにかく聞き漏らさず吸収して帰ろう!」と、心中でこっそり意気込んだことを覚えています。
帰社会議や勉強会で既に何度か顔を合わせたことのある他の応募者の皆さんと共に受けたその研修は、
『企業理念』
『この会社で給料を上げるために必要なもの』
『給与計画表の仕組み』
おまけに”政府の現行制度のちょっとした闇”など…
なかなか盛り沢山の内容。
仮にも入社前なのにそんなことまで聞いちゃっていいんですか?ということもお伺い致しました。
「意図的にパラダイムシフトを起こさせる」との言葉通り、目から鱗がぽろぽろ落ちるような気付きが2日間という短い時間の中に凝縮されていたのですが、その中でも改めて私にとっての指針となった言葉を一つだけ。
それは『ゴールから考える』ということでした。
「前向きであれば前には進んでいくけれど、そこで言う前って結局どっちだ?」
という言葉にははっとしました。
なかなか痛い所を突かれた、とも思いました。
無駄に前向きは前向きなのですが、確かに私自身ゴールを決められていない。
だからそれに向けて、「今」を最大限に生かすことが出来ていない。
「何をしたいか」「どうありたいか」
いろいろ挑戦していく中でそのうち見つけられればいいかな、と緩く考えていましたが、
「見つける」ではなく「決める」なんだということを、改めて突き付けられた瞬間がこの時であったと思います。
今その決定の一つを下すべき時なのかな、と感じたのもこの瞬間でした。
そうしてプライムハートに入社することを決心しました。
入社後のプライムハート生活
入社してから早1ヶ月以上が経ちました。
入社前に散々お邪魔していたおかげで、前々からの印象を特に裏切られることもなく日々を過ごしています。
先輩社員の皆さんもことあるごとに会社に帰ってきてくださるので、相談もしやすいし、まだ見ぬ他の現場のお話も聞けるし、何より本当に皆この会社が好きなのだなあと思うとやっぱりあの時入社を決めることが出来てよかった、と感じます。
もちろん、あくまでここがスタート。
”大切なのは今これからである”ことも忘れないようにしなければ、
と忘れっぽい自分に言い聞かせる日々です。
未だにどうかすると、これから働いていく上で要に置こうと決めたはずの視点がぽろっと抜け落ちている自分に気付く瞬間があるのですが、そのたびに面接や入社前研修でのお話、先輩社員の皆さんに伺ってきたこと、入社を決めたときの自分の気持ちを思い出しては気を引き締め直しています。
また、油断してきたタイミングで、何ともうまいことにプライムハートの皆さんにお会いする機会があるので、そのたびにぴっと背筋が伸びるのです。
自分もそういう刺激を与えられるような人間になろうと考えつつ、今は新しい現場を楽しんでいます。