就職活動中のみなさん！
履歴書にまつわる諸問題を考えて見るシリーズの第二弾をお届けします！

まず最初に、声を大にして言わせていただきます。
！！履歴書で大切なのは内容です！！

これを踏まえまして、本日のお題はコチラ。
―　履歴書郵送時に気をつけたいこと　―

就職活動で避けて通れないのが書類選考。
企業と応募者のファーストインプレッションは応募書類ということになりますね。

最近はメールで送付も可能な企業が増えていますが、まだまだ郵送で送付のほうが多いように感じます。

履歴書を郵送するときに気をつけなければいけないこと、
実はとってもたくさんありますよね。

・宛名は都道府県から記載、社名は(株)などの略字は使わない
・宛名は「御中」と「様」を併用しない
・封筒表面左下に「応募書類在中」と記入
・封筒の裏面に自分の住所、氏名を記入
・切手はまっすぐに貼り、郵便料金が不足しないように注意

ここまでは常識の範囲内ですね。

ここからはもう一段階上の、心遣いの範囲になります。

・添え状を添付する
・書類に汚れがつかないよう、書類はクリアファイルに挟んで封筒に入れる
・書留で送付すると受け取る人の手を煩わせるので避ける
・書類に折り目がつかないように定型外の封筒を使用する

ここまでをすべて実行した、丁寧に作成された応募書類をいただくと、
「きっとお仕事も丁寧なんだろうな。一度お会いしたいな。」なんて思ってしまいます。

ところで、この中の「書類に折り目がつかないように定型外の封筒を使用する」という部分、きっとこんな風に思う方がたくさんいらっしゃると思います。

「定形外だと普通郵便よりお金がかかる！」
「お金をかけているかどうかで志望度を見ているのか？」
「定形外かどうかで採否を判断するような企業なんて、こちらから願い下げだ！」

もちろん、そういうわけではありません。

ですが、想像してみてください。
長４サイズ（90×205mm）の封筒に、二つ折りB5サイズの履歴書と、二つ折りA4サイズの職務経歴書など入れようとするとどうなるでしょうか？

二つ折りB5サイズの書類は四つ折りにすればぴったり入ります。
ですが、二つ折りA4サイズの書類は四つ折りにすると入ることは入りますが、端が少しはみ出してしまいます。
さらに別方向に折って封筒に収めようとすると、封筒はパンパン。

そのような封筒からは、書類がとても取り出しづらいですし、
取り出して開いてみても、折り目がたくさんついていて読みづらいです。

例えその状態の書類だったとしても、もちろんしっかり拝見させていただきますし、
お会いしたいと思ったら面接にお越しいただきます。
書類が読みづらいからと言って不採用には直結しません。

ここで、また想像してみましょう。

経歴・年齢等がほぼ同等の内容の応募書類が2通届きました。
ひとつは定形外の封筒に、クリアファイルに挟まれた、折り目の無い書類。
もうひとうは小さな封筒にギュウギュウに詰め込まれた、折り目だらけの書類。

このふたつの書類の中から、必ずどちらかひとりだけを選ばなければならない場合、何をポイントにして選びますか？

折り目のない、読みやすい書類を選びますよね？？

「そんなつまらないことで判断するなんて！」と思う方もいるかもしれませんが、
その”つまらないこと”で不採用になるなんてもったいないですよね。

書類を受け取るとき、それを開封するとき、
そこから採用担当と応募者の出会いは始まっているのです。

もう一度言います。
履歴書で大切なのは中身です。

その中身をさらに際立たせるために、ぜひ外見もしっかり整えてあげてください。