9期目を終えて
取締役会長の竹中です。
弊社は8月末で、9回目の決算日を迎えました。
お客様、株主様、社員・役員…多くの方のおかげで、
9回も決算ができる奇跡に巡り会えるたことを、
心から感謝しています。
これまで色々なことがありましたが、
私の印象に残るのはいつも、社員との出会いと別れです。
出会いは、意気揚々と未来の成功をイメージして幕を開けます。
でも別れるときは、哀しい一幕になることが多かった…。
これはブログで言うべきことではないかもしれませんが、
正直、拍手で送り出せたケースは少なかったです。
そしてその度に、深い後悔と失意の念を抱きます。
自分の中にいる別の自分が問いかけ、責めてきます。
【 いったい俺の何が悪かったのだろう…
【 どうしてもっと歩み寄れなかったのだろう…
【 いや、自分は精一杯、ベストを尽くしたはずだ!
【 何言ってんだ、その“驕(おご)り”が招いた結果だろ…。
【 どうせ自分の力なんか、こんなもんだよ…。
【 いつまでも引きずっていてはダメだ、前を見なきゃ。
【 そんなんじゃ、また同じ犠牲者を出すぞ?
「もう悪者や嫌われ者の役回りはイヤだ!
サラリーマンに戻って社長の悪口を言いまくってやる!」
そう思ったことも、数えられないくらいあります。
実は、今でも思ってしまうことがあります(スミマセン)。
でもそんなときに想うのは、盟友二人の存在です。
一人は創立メンバー、取締役の高嶋君。
私が独立するとき、一緒について来てくれました。
役員を任せたいと言ったときも、増資をお願いしたときも、
バーンっと太っぱらっぷりを見せつけてくれました。
繊細に見えますが、実は度胸が据わっています。
もう一人は、代表取締役の武井君。
入社わずか3年で、快く社長を引き受けてくれました。
私には、会社財務の全てを任せてくれていいます。
銀行融資を受けるとき、何も聞かずに判を押してくれる、
男の中の男です(奥さんになる人は不安だろうな…)。
二人とも控えめなので普段はあまり目立ちませんが、
これまで会社にもたらした実績は、計り知れません。
何より、数字(売上・利益)の面での貢献度は、
ずーーーーっと、トップランナーです。
そして私が二人を心から信頼している一番の理由は、
一度も「辞めたい」と言ったことがないことなのです。
冗談では数え切れないくらい言ってますが…(笑)。
ややもすると傲慢と想われてしまう私を
二人はいつも信じてくれて、支え続けてくれました。
これまでしてもらった恩義を考えると、
”男の中の男の中の男”を目指している私としては、
辞めるわけにはいかないのです。
9月1日、プライムハートは10年目に入りました。
これからも、出会いと別れがあり続けるでしょう。
でも私は誓います。
昨年の自分より、昨日の自分よりもベストを尽くし、
一人でも多くの人を拍手で送り出せる会社にします!
新たな一年の始まりに際し、
将来の社員となる、まだ見ぬあなたとの出会いを、
心待ちにしています。
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