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PH図書委員会 2月読書会

2020年3月13日 社内イベント  

こんにちは
難波です。

江戸時代の俳人・小林一茶が読んだ俳句です。

2月は暦の上では春だけど、寒さは春の彼岸を超えないと収まらないですね。と厳しい寒さについて詠んだものだと言われています。
一茶が読んだように暖かい日と寒い日が繰り返し続いています。
わたしは花粉と寒暖差と気圧に魂を抜かれています。

今回は2月の読書会についてお伝えします。

2月は初心に返り、本をひたすら読もうということで本の街、神保町で開催しました。

今回の会場は【ティーハウスタカノ】です!
東京で一番古い紅茶の専門店で、様々な国の紅茶を味わうことができます。
雰囲気もよく、読書するにはもってこいのお店です!

こちらのお店はティーフードもおいしいのです!

ミルクティーとホットサンドを頼みました。
中にはスコーンを頼む人も…
タカノのスコーンには薔薇のジャムがついてきます。珍しいですよね。

 



 

ひどくまずいコーヒーを飲み『昔、ディズニーの動物映画で死にかけたシマウマがちょうどあんな色の泥水を飲んでたな。』と言った村上春樹に飲ませてあげたい紅茶NO.1です。

黙々と本を読んでいるとあっという間に夕方に…
『おなかがすいてきたね。』ということで、カレーランキングに必ずランクインしている

【ボンディ 神保町本店】に!

神保町は本だけではなく、カレーの聖地としても知られているそうです。
ボンディのは欧風カレーのお店で、お通しには『じゃがバター』がついてきます。

わたしはビーフカレーの甘口を頼みました。
神の舌をもつコンドウさんはチキンカレーの一番辛い物を頼んでいました。

インド人もびっくり。

 





 

調べたところによるとボンディはカレーだけでなくコーヒーとスイーツもおいしいのだとか…
次回挑戦します、乞うご期待!

今回わたしが読んだ本を紹介します

柚木麻子 著 『ランチのアッコちゃん』



 

あらすじ】
彼氏に振られて落ち込んでいた派遣社員の澤田三智子は、畏怖する上司、通称”アッコ女史”こと黒田敦子部長から突然週間のランチ交換を命じられる。
アッコ女史の風変わりなお昼のランチコースを巡るうち、自然と活力が湧いている自分に気づいて…
「読むと元気になる!」と絶賛されている短編作品集

【思ったこと】
「本屋大賞受賞作は絶対におもしろい。」断言できます!

この作品集の主人公に共通することは「ちょっとダメな女性」ということ。
スーパーネガティブなわたしはとても感情移入できました。

カレー・スムージー・お寿司などランチとその向こう側にいる人々との触れ合いを通して三智子は元気を取り戻していきます。

作中でアッコ女史が『食べることは生きること』と述べています。
食べることで人は楽しい気持ちになれたり、嫌なことを忘れられたりします。
また、作中に出てくる料理の描写がとてもリアルで読み終わるころには『あれ、食べたいな。』と思っていること間違いなしです。

柚木さんの作品は難しい言い回しがなく、絵本のような優しい文体なのでとても読みやすいです。
また、多くの賞を受賞し、ドラマ化・映画化もされている作品が多いので読んでみても損はないと思います。

小川糸や瀬尾まいこ作品が好きな人におすすめです。

それではまた次回~!