読了本紹介。〜9月〜
こんにちは、Iです。
今回は9月の読了本紹介です。
個人的に忙しく、まだ10冊も読めておらず、積読ばかり増えております。
さて、今月読んだ本ですが、こちら。

ポプラ社
著:荻堂顕
「いちばんうつくしい王冠」
『夏休みの初日、目が覚めたあたしは、見知らぬ体育館にいた。周りには7人の少年少女と、着ぐるみを着た謎の人物が発した言葉――「キミたちにはこれから、一本の劇を演じてもらいます」。なぜあたし達はここに連れてこられたのか。そして、劇が完成した先に待つものとは。その理由と物語の結末が明かされた時、読む者の心も炙り出されていく。吉川英治文学新人賞受賞後第一作。人間の心の深淵に迫る青春エンタメ大作。』
結構分厚いな、という印象だったのですが、読み始めたらグッと引き込まれ
サクサク読み進め、2日で読了。
読み終えた感想としては、集められた8人にはなにか共通するものがあり、
劇を演じでいく中で気がつくが、まぁ人によっては残酷だなと感じるものと、
そこまでか?というものの2つに分けられた。
自分に残った感覚といえば「無自覚」「優しさ」はある種一番残酷だなと感じた。
結局のところ、人間で謝れば許してもらえるという感覚を誰しも薄っすら持っていると思うが、
それって加害者側の感覚でしかなく、被害者側は謝られて表面上許すことはあっても、
一生引きずるし、加害者を本質的に許すことはないなと思った。
自分は「加害者」も「被害者」もどちらも経験があるからそう思ったのかもしれない。
無意識に振りかざす優しさは、誰かを助け、時に誰かを殺すかもしれない。
しかもそれを本人が気がついていない、あまりにも残酷だなと思った。
主人公と自分が薄っすらと重なる部分があったからそう感じたのだろうか。
自分の発言には気をつけていきたいと、身に沁みる1冊となりました。

